山賊男爵(ロバーバロン)
山賊男爵には、長年のうちにほとんど愛着に近いものを感じるようになった。初めて軍を送った相手であり、また初めてその軍をしっかり壊した相手でもある。男爵たちはマップ全体に点在するキャンプで、それぞれレベルが表示されており、プレイ開始から数時間もすれば出くわすことになる。彼らは理想的な練習相手だ。攻撃を試し、資源を集め、何より本物のプレイヤーに挑む前に敵の防御の読み方を学べる。男爵は反撃してこないし、報復部隊を送ってくることもなく、いつも同じ場所に居座っているので、じっくり編成を練習できる。ここでは、無駄に兵を失わずに男爵から最大限の成果を引き出す方法を紹介する。
自分にとって最初の教訓(この記事を書いている理由)
始めたばかりの頃は、スパイなんて無駄に時間がかかるだけだと思っていた。しょせん男爵はNPCじゃないか、と。そこで報酬が魅力的に見えたので、自分の実力より数レベル高いキャンプに、持っている全戦力を一度の波でまとめて送り込んだ。結果は想像がつくと思う。兵は全滅、報酬はゼロ、その後は小一時間、何かが生産されるのをただ城を眺めながら待つ羽目になった。それ以来、事前に偵察せずに男爵へ一波でも送ることはない。以下に書くことは、基本的にすべてこの一つの失敗から生まれている。
山賊男爵の仕組み
理屈はシンプルだ。レベルが高いほど防御が硬くなり、報酬も良くなる。低レベルなら数ユニットしか守っておらず、ほぼ無傷でクリアできるが、高レベルになると本格的な守備隊や防衛道具が待ち構えている。攻撃の仕方はプレイヤーへの攻撃と似ていて、マップから出撃する形だが、男爵を完全に破壊することはできない。攻撃後は時間が経てば再び復活し、また挑めるので、繰り返し使える資源といえる。
重要なのは、男爵の防御はあらかじめ固定されているという点だ。だからこそ、事前に調べる価値がある。スパイを送れば、そこにおおよそどれくらいのユニットと道具が待っているかがわかり、それをもとに攻撃編成と波を組み立てて、できるだけ兵を失わないようにできる。これは、どの攻撃の前でも最も価値のある情報だ。
何が手に入るか
主に資源と経験値だ。男爵からは木材、石材といった建設や強化に使う資材、そしてレベルアップに必要な経験値が手に入る。報酬は男爵のレベルと、どれだけ手強い相手に挑む度胸があるかに応じて増えていく。奇跡のような大当たりは期待しないでほしい。彼らの価値は、安定して予測しやすい形で進められることにある。
一つ強調しておきたいアドバイスがある。軍を送る前には、必ずその対象で具体的な報酬を確認しておくこと。手に入るものはレベルによっても、その時開催中のイベントによっても変わる。自分も何度か「いつもこんな感じだろう」と思い込んで、後で驚かされたことがある。
始め方とターゲットの選び方
たとえ退屈に感じても、低レベルから始めよう。飛ばしたくなる気持ちはわかるが、まさにここでゲームがどう損害を計算するか、波がどう機能するか、攻撃結果のレポートがどんな形をしているかを学べる。
そしてスパイは必ず使うこと。余計な一手間に思えるかもしれないが、防御の内訳がわかるので、結果的に多くの兵を節約できる。遠距離攻撃に弱いユニットが多ければ弓兵を中心に据え、逆に射手が多く待っているなら、距離を素早く詰められる近接ユニットを多めに送ろう。
ターゲットは報酬の大きさではなく、自軍の今の実力に合わせて選ぼう。自分なりの基準はこうだ。男爵に毎回、報酬に見合う以上の兵を取られるようなら、それは単純にレベルが高すぎる。もっと強いユニットを育て、より良い攻城道具を解放してから、また戻ってくればいい。
損害を最小限に抑える戦略
鍵となるのは波の組み方と、ユニットと道具の正しい組み合わせだ。最初の波はあえて弱めにして防御と防衛道具を消費させ、本命の戦力は次以降の波で送り込もう。攻城道具、梯子や破城槌を持っていくと、城壁や門での損害が大きく減る。それに加えて、自軍を守り戦闘での効果を高める野戦道具も組み合わせよう。攻撃ボーナスを持つ指揮官がいれば投入し、敵の防御を下げるタイプの指揮官でも構わない。
そして男爵相手に一番効果があった、一番コストのかからないコツを一つ。最高級のエリート部隊ではなく、失っても補充できる軍隊を送ることだ。低レベルから中レベルの男爵には、それで十分すぎるくらいだ。エリート部隊は、本当に必要な場面のために取っておこう。
何度も見かけるミス
スパイなしでの見切り発車の攻撃。正しい編成なら、ほぼ無傷でクリアできたはずの相手に、軍がボロボロにされる結果になりがちだ。全戦力を一波で送ると、防衛道具と守備隊にばらして攻めるとき以上に食われてしまう。そして欲張りすぎること。より良い報酬欲しさに数レベル高い男爵に挑むと、兵の損害が報酬の価値をとっくに上回ってしまう。この三つはどれも自分で経験済みだ、上に書いた通りに。
もう一つ目立たないミスとして、男爵への攻撃のせいで、本来自分の城の防衛に必要な軍隊を出払わせてしまうことがある。最上位の男爵にすぐ挑む意味があるか、と時々聞かれる。自分の考えでは、答えはノーだ。一つの手強いキャンプで軍を一気に壊すより、ほぼ無傷でクリアできるターゲットを長期的にコツコツ周回するほうがいい。
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